桜島の噴火警戒レベル5について
桜島の噴火警戒レベルが5に引き上げられました。
これは噴石が2.5kmを越えると火口に近い地域に危険が及ぶ可能性があるためです。
ちなみに、危険がありそうなのは火口から3km以内の地域で、具体的には有村地区、古里地区の一部のみです(桜島に17ある集落のうち2つのみ)。
これよりも遠い地域は今のところ避難の必要はありません。
ちなみに、今回の噴石について京都大学の井口先生は次のようにコメントしているいようです。
毎日新聞ニュースより 転載
鹿児島県の桜島で24日夜に起きた噴火について、京都大防災研究所の井口正人教授(火山物理学)は「噴火は南岳山頂火口のマグマ噴火だ。南岳は2020年6月4日に噴石が3・3キロまで飛ぶ噴火を起こしており、それに比べたら小さい。噴火活動は特殊な要素はない。気象庁が噴火警戒レベルを5に上げる基準に達しただけのことだ。噴石の飛び方からすると、過去にその程度の噴火はいくらでもある」と話した。
緊迫感としては2015年8月15日の噴火警戒レベル4の時の方がはるかにヤバかったです(福島大輔:個人的見解)。
地盤変動のデータからは、このあと引き続き大規模な噴火になることはないと思っています(福島大輔:個人的見解)。
ちなみに、私の知人で古里地区に住む人に電話したところ「みんな無事だよ~」とのことで安心しました。