桜島の火山活動状況について
3月12日の桜島の噴火で警戒区域(火口から2km)を越えて噴石が落下したことが報道され、これから桜島に行こうと考えていらっしゃる方は不安に思ったかもしれません。
しかし、桜島の住民が住んでいる集落や観光施設のほとんどは火口から3km以上離れています。ですから、特に危険はなく、約5000人の住民は今でも普段通りの生活をしています。 危険であれば住民は避難するはずですが、誰も避難していません。桜島にとって噴火は日常的なことなのです。
ただ、大規模な噴火が予想され、住民が避難するような状況になった場合は、観光もできなくなります。そのような状況になれば、全国ニュースで「住民避難」の文字が出ると思います。その際は残念ながら観光は断念して頂かなければなりません。
しかし、今のところすべての住民が避難しなければならないような大規模な噴火は予想されていません。現在、桜島の火山活動は活発化の傾向にありますが、すぐ大規模な噴火につながる可能性は低く、住民が避難する必要のない程度の噴火が増えることが予想されます。これは、ふつうに観光ができる状況で、本物の噴火を見ることができるチャンスが増えるということです。
10年ほど前は、「桜島は噴火しないのか?」と残念がって帰るお客様が多かったですが、逆に今は噴火を見ることができる絶好のチャンスなのです!
ぜひ生きている地球の鼓動を感じられる活火山・桜島へお越しください!